みなさんこんにちは。インド担当の久保木です。少し更新が空いてしまいましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?今回はSCIIのメンバーがお子さんと過ごす日常の中で、ある日感じた事について綴ってくれました。最後までお読みいただけますと幸いです。
The child in us ~私たちの中の子供~
私たちの多くは、子供の頃がどんなに美しかったか、いつもその事実を思い起こしています。
そして、子供のように自由に遊び、騒ぎ、楽しむことができれば、人生はもっと幸せだったはずだと思っているのではないでしょうか。
子供の神髄は、今を楽しむだけでなく、好奇心や疑問を持ち、人の目を気にせず行動できることです。
私たちの人生には、子供の頃に戻るような瞬間や出来事がたくさんあり、もし私たちが十分に熱心であれば、生涯を通じてそれを維持することができます。
数年前、息子をベビーシッターの家に迎えに行き、歩いて10分ほどの家に帰るときにこんなことがありました。
普段なら、「やることがたくさんあるから急いで帰らなきゃ」と思い、息子とゆっくり道を歩くことはありません。
しかしある日、私は急ぐのをやめ、彼の子供時代の不思議に参加することにしました。
すると、彼は私を30分近く店の舗道に座らせ、雲や道路、車などについて興味深げに質問してきました。
その日、私は息子と一緒に子どもになりました。
彼の周りで踊ったり騒いだりするのではなく、数分間、静かに座り、様々なものを観察したのです。その数分間、私は自分の人生のペースに沿うように走るのをやめました。普段は犬や不審者が集まる場所である店の舗道に座っている私を見て、他の人がどう思うかという思考から解放されました。
私は彼の好奇心に取り込まれ、周りのものすべてに疑問を抱きました。そして、私の想像を遥かに超える彼の創造力による答えの見つけ方に驚かされました。
なぜ、私の人生にこんなことが起こっているのだろう?
なぜ、このような方法なのか?違うやり方ならどうだろう?
なぜ、私はこんな人生を生きているのだろう?
なぜ、私はこのような行動をとっているのだろう?
私たちは皆、この様に自分の中にある好奇心旺盛な子供を蘇らせ、何事にも疑問を持つことができるのかもしれません。しかし、疑問を持つ前に、まず落ち着いて、客観的に自分の人生に何が起きているのかを自覚する必要があります。そしてその上で自分に問いかけることで、人生をまったく違った側面から見ることができる答えや選択肢につながるのではないでしょうか。
マインドバレー創業者のヴィシェン・ラキアーニ氏の著書”The code of the extraordinary mind”を思い出したのです。その本では、私たちはそれらが生活に及ぼす影響を疑うことなく盲目的に従い続けている「ブルール(Brules)」や「でたらめなルール(bull-shit rules)」という概念について見事な説明がなされています。
子供の頃、大人に質問をすると、多くの場合「そういうものでしょ」と言われ、子供の中の質問を殺してしまう。
新しい世代の子たちは、少なくともウェブで答えを探せるという幸運に恵まれています。
私たちの世代は、特定のことを特定の方法で行うように教えられ、年を取るにつれて、それが本当に自分の成長に役立っているのか、それとも自分の人生を制限しているのかを考えることなく、それに従い続けてきた。
そしてお気付きだと思いますが、私たちの教育システムは子供の創造性を殺す、そのアプローチをとってきました。そして大人になってからは、「既成概念にとらわれないこと」を要求されています。 ひどいですよね!?
あなたの人生は、あなたが得る答えに左右されるものではありません。
あなたがどのような質問をするかに大きく左右されるのです。
だから、子供のような好奇心と、自分についてもっと知りたい、人生に何があるのかを知りたいという気持ちを持ち続けてください。自分の限界を自分で決めつけないで!
最後までお読みいただき ありがとうございました。いかがでしたでしょうか。大人になると、やることが多く、時間に追われ、人生や日常の些細な出来事に疑問を持つことが少なくなってしまうのではないでしょうか。私も、彼女に倣い、子供の頃の好奇心を思い出し、物事を見つめなおしてみようと思います。
この記事を書いてくれたメンバー
<名前> Juliet Shylesh
<趣味・好きなこと>
・心理学
・児童学(ホリスティックデベロップメント)
・読書
・自分の人生経験や元気が出るような話題でブログを書くこと
・音楽やポッドキャストを聴くこと
・自然の中にいること
<私について>
人生をさまざまな角度から見ることを学んでいます。ウェイン・ダイアー博士の「ものの見方を変えれば、見るものが変わる」という言葉が私のモチベーションになっています。
私は、人間の可能性や存在についての最新の研究情報を学び、明らかにすることに情熱を注いでいます。
その知識を実用的な方法で使用して、自分の中のベストを引き出し、他の人にも同じことをさせたいと思っています。
ー以下原文ー
The Child in Us
Most of us are always reminiscing the fact about how beautiful our childhood was. We assume that only if we are free to play, make noise and enjoy like a child, then life would have been much happier. The essence of a child not only denotes enjoyment and being happy for the moment, but it also urges us to be curious and question everything around us and to do things without being anxious of what others may think. There are so many moments and incidents in our life that take us back to our childhood and if we are keen enough we can maintain it throughout our life.
A similar incident occurred few years back when I was picking my son from his babysitter’s house and returning back home, which is a 10 minute walk. Usually I would not allow him to linger on the streets, thinking I should rush back home as I have too much work to be done. But one day I decided to stop running and participated in his childhood wonders. He made me sit on a shop’s pavement for almost half hr and was curiously asking questions about clouds, road, vehicles etc… That day I truly became a child with him, not by dancing around him or make noises but by silently sitting for few minutes and observing everything. For that few minutes I stopped running, along the pace of the so called life. For that few minutes I was free of what others would think, seeing me sitting on a shop’s pavement which was usually a spot for dogs or the helpless to loiter. For that few minutes I was engrossed in his curiosity, questioning everything around me. For that few minutes I was amazed by the way in which he found answers with his own creativity which was beyond my logic.
We all have a choice to bring that curious child alive inside us and ask questions on everything. Why is this happening in my life? Why is this in this way? What if I do it in a different way? Why am I even alive living a life like this? Why am I behaving the way I do? But before questioning, we must first become aware of what is happening in our lives. You have to sit and observe. Believe me, your questions might lead you to the answers and options that allow you to see an entirely different side of life.
I’m reminded of a book “The code of the extraordinary mind” by Vishen Lakhiani, founder of Mindvalley. He beautifully explains the concept of “Brules” or “bull-shit rules” which we keep following blindly, without questioning the effect of these rules in our lives. In childhood when questions are asked, often we get answers from elders: “I said so, so it is” and eventually we kill the questions within the child. The new generation is fortunate to at least search the answers on web. Our generation was taught to do certain things in certain ways and as we grew old we kept following them without checking if it is really helping us grow or is it restricting our lives. Needless to say, our education system enhances that approach killing the creativity in children and then as adults we are asked to “think out of the box”! Seriously?
Your life doesn’t depend on the answers that you get. It largely depends on the questions that you are willing to ask. So, keep alive that childlike curiosity and eagerness to know more about yourself and what life has to offer. Don’t limit yourself!