【インド奮闘記】
インド業務もテレワーク

こんにちは、神山です。
前回4月にブログを書かせて頂いてから、私自身も環境面で大きく変わり、バタバタした3か月を過ごしていました。
前回のブログは、ロックダウンが開始されたインドで書いていました。
その頃は、インドに引き続き留まるか、いったん日本に帰国するか、非常に迷っている時期で、バンガロールから羽田、東京を結ぶ国際線の直行便が就航(JALが3月に就航予定だった)されていないこともあり、経由国が運航している航空会社、入国規制、乗り継ぎ規制などを、毎日チェックしながら生活をしていました。

幸いにも、バンガロール総領事館、バンガロール日本人会、バンガロール法人会や、日本航空などのご尽力もあり、4月12日から、バンガロール成田間でJALの臨時便が運航されました。
色々迷った挙句、この機会に帰国しないと、帰国自体が難しくなるかもとの現地役員の意見などもあり、急きょ帰国をし、現在は、週1~2回東京の本社に出社しながら、テレワーク実施中です。

4月中旬から、日本でインド業務を行うようになり、改めて、3時間30分という時差を意識しながら仕事をしています。
インドは、13時~14時(日本時間:16時30分~17時30分)が昼食時間になります。
日本で、そろそろ今日も終わりか! と思っているタイミングで、インドでは午後の業務が開始されます。
私は、日本にいながらもインド業務がメインですので、
午前中は、本社スタッフとの打ち合わせ、
午後は、インドエンジニアとの打ち合わせが出来るように1日の時間を使い分けています。

そんなテレワーク中心のインド業務で感じることを少し書いてみたいと思います。
下記内容がインド業務のテレワークの主な内容です。
・ インドエンジニアとのプロジェクト関係打ち合わせ
・ インド子会社役員、マネージャーとの打ち合わせ
・ バンガロールの日系企業との打ち合わせ
・ 共同研究を行っている大学(学生、教授)との打ち合わせ
私たちの子会社である、System Consultant Information India(SCII)は、幸いにもトムクールというバンガロールから70Km位離れた場所にあることもあり、会社自体も通常勤務を行っていますが、大学はクローズ(オンライン授業)、バンガロールの企業もテレワーク中心 と、日本とインドと距離的な問題もありますが今の時期は、距離に関係なくリモートコミュニケーションを活用したテレワークが主体となっています。

Microsoft Teams、Zoom、Google Meet、Skype 等、コミュニケーションを行う相手、目的に合わせて使い分けています(実際はツールに振り回されている) 。
英語が苦手な私にとって、対面でコミュニケーションできない環境に、かなり苦労しています。
対面では伝わることも、リモートではなかなか伝わらないことが多いです。

数か月、リモートコミュニケーションで業務を行う事により、少しづつ、打ち合わせの進め方、打ち合わせ資料の構成など、相互理解を少しでも良くするためのコツがつかめてきました(まだまだ悪戦苦闘ですが) 。

日本人同士のコミュニケーションは、日本語が持つ特性もあり、曖昧で、行間を察しながら相互理解することで成り立っていますが、特に母国語でない言葉を使ったリモートコミュニケーションは、より具体的に、より分かりやすく表現し、伝えることが求められます。
今までは、良かった方法を見直すことも重要だなと感じています。

“これ言ったよね”、”前回も伝えたよね” 多くの場合は、言ったし、伝えてはいますが、正しく意図や背景が伝わっていない事のほうが多いと思います。もちろん理解できない相手側の課題もありますが、もう一度、自分にも目を向け、工夫をする必要があると思っています。
コミュニケーションは、相互理解なので、どちらかの要因で伝わらなければ、お互いに問題がある ということだと思います。

色々なツールや、相手と、リモートコミュニケーションを行って感じることは、インドエンジニア、工科大学の大学生など、若い人のほうがツールの特徴を活かしたコミュニケーションが上手いなと感心させられます。
私も仕事柄、テレワーク、リモートコミュニケーションは上手いほうだと思っていましたが、まだまだ工夫の余地がありそうです。

現在、インドでは感染拡大に伴い、小さな地域単位でロックダウンなどを行っています。
インドは広い国ですので、インド全土でとらえるのではなく、皆さんがお付き合いしている相手の所在地、地域の状況を注視しながら、業務を進められると良いと思います。

バンガロールにも、多くの日本人が残って頑張っています。
日本人だけでなく、多くの方がコロナウィルスに感染しないように、私達も、私たちインド子会社も色々工夫をしながら業務を進めています。

ブログをお読みいただきました皆様も、体調に留意されお過ごしください。