みなさんこんにちは。相変わらず新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず先行きが見えませんが、いかがお過ごしでしょうか。今回も前回に引き続き文化によって異なる信頼関係構築の方法についてです。今回は日本とインドを比較しながら、具体的にどのような関係構築文化なのか、見ていこうと思います。それでは、はじまりまじまり~。
もしもし、どうもお疲れ様です。
そうですね。前回途中になっていましたね。
前回のポイントは信頼関係構築の方法には「タスクベース」と「関係ベース」の2パターンあるというお話でしたね。(詳しくはこちら)
そして日本は関係ベースの傾向が強いというお話をしましたね。
そうですね。前回途中になっていましたね。
前回のポイントは信頼関係構築の方法には「タスクベース」と「関係ベース」の2パターンあるというお話でしたね。(詳しくはこちら)
そして日本は関係ベースの傾向が強いというお話をしましたね。
はい、そうでした。関係ベースだから、雑談や飲み会といったプライベートな時間を共有することで信頼関係を築くというお話でしたよね?
そうですね。
ただ仕事をこなすだけではなく、雑談をしたり、プライベートな情報を共有したりしながら相手を理解し、信頼していくんですね。
ただ仕事をこなすだけではなく、雑談をしたり、プライベートな情報を共有したりしながら相手を理解し、信頼していくんですね。
今日は我々のパートナーであるインドのメンバーについて話をしたいと思います。
ぜひお願いします!
私も今後インドのメンバーとの仕事の機会が増えると思うので、スムーズに仕事をするためにも彼らの文化を知りたいです!(*´▽`*)
私も今後インドのメンバーとの仕事の機会が増えると思うので、スムーズに仕事をするためにも彼らの文化を知りたいです!(*´▽`*)
まず結論からいうと、インドも関係ベースだと言われています。
そしてその傾向は日本よりも強いということです。
そしてその傾向は日本よりも強いということです。
それは前回のお話の中で出てきた、発展途上国のパターンと関係あるんでしょうか・・・?(・ω・)??
それもあるかもしれませんね。
近年インドは経済大国の仲間入りを果たし、社会制度も整ってきてはいますが、不十分な部分もありますので・・・。
近年インドは経済大国の仲間入りを果たし、社会制度も整ってきてはいますが、不十分な部分もありますので・・・。
そうなんですね・・・φ(.. )メモメモ
先ほどインドは日本よりも関係ベースの傾向が強いとお伝えしましたが、それを的確に示したエピソードがあります。
ある日本人が仕事の都合で部下であるインド人メンバーを日本に連れてきました。
その日本人の方はそのメンバーをもてなすために、一緒に食事に行ったり、お酒飲みに行ったり、観光地を案内したりしたそうです。
その日本人の方はそのメンバーをもてなすために、一緒に食事に行ったり、お酒飲みに行ったり、観光地を案内したりしたそうです。
ふむふむ。
なるほど、関係ベースでの信頼構築を実践したわけですね!(^-^*)
なるほど、関係ベースでの信頼構築を実践したわけですね!(^-^*)
結果として無事に仕事を終えてそのインド人は帰国の途につくわけですが・・・
結局最後までどこかよそよそしい関係のまま終わってしまいました。
結局最後までどこかよそよそしい関係のまま終わってしまいました。
えーなんでですか?(´゚д゚`)
一緒に食事に行ったり、プライベートを共に過ごしたりしてますよね?
インドも関係ベースなんですよね?(´・ω・`)??
一緒に食事に行ったり、プライベートを共に過ごしたりしてますよね?
インドも関係ベースなんですよね?(´・ω・`)??
そうですね。
ですがその日本人の方が行った行為はインド人が期待していたものとは違っていたということです。
ですがその日本人の方が行った行為はインド人が期待していたものとは違っていたということです。
そのインド人曰く、最後まで自分が自宅に招待されることがなく残念だったとのことです。
自宅への招待…ですか…(´・ω・`)
インドでは自宅に招待して、家族を紹介して、一緒にご飯を食べる。
これが最上の信頼関係構築の方法なんですよね。
だから、日本滞在中に、日本人の上司から自宅に呼ばれなかった彼はとても残念に思ってしまったというわけです。
これが最上の信頼関係構築の方法なんですよね。
だから、日本滞在中に、日本人の上司から自宅に呼ばれなかった彼はとても残念に思ってしまったというわけです。
つまり・・・同じ関係ベースでもその中身や度合は文化によってまた違うということでしょうか?
そうですね。そして、そこが異文化理解の難しいところでもあり面白いところですね。
なるほど・・・φ(.. )メモメモ
このブログで「インド奮闘記」を書いている神山さんによるとインド人メンバーから家に招待を受けることが多々あるそうです。
家族を紹介してもらって、一緒に食事をして、色々な話をする中で
相手を理解し、結果としてお互いの信頼が深まっていくということです。
家族を紹介してもらって、一緒に食事をして、色々な話をする中で
相手を理解し、結果としてお互いの信頼が深まっていくということです。
そうなんですね!
インドで働いている日本人駐在員の方を見ますと非常に人と人の距離が近いなと感じます。
他社の日本人駐在員同士でも、自宅に招待したり、イベントを開いたり、ゴルフに行ったりされていますね。
ビジネス上はライバルだったりするのでしょうが、そうした立場を越えて関係を築いています。
他社の日本人駐在員同士でも、自宅に招待したり、イベントを開いたり、ゴルフに行ったりされていますね。
ビジネス上はライバルだったりするのでしょうが、そうした立場を越えて関係を築いています。
インドでの生活を通して、現地のスタイルに馴染んでいるんですね!
そうですね。それこそが異文化適応というやつですね。
タスクベースか関係べースかという理解だけではなく、さらにその中で、相手がどのような行動を期待しているのかを知ることが大切なんですね。
その通りですね。これらは、メールやチャットだけの関りではなかなか分からない部分でもあります。
だからこそ実際に現地に行って、直接交流とすることが大切なんです。
一見遠回りに見えますが、文化が違うメンバーとのプロジェクトの成功のカギになると言ってもいいと思います。
だからこそ実際に現地に行って、直接交流とすることが大切なんです。
一見遠回りに見えますが、文化が違うメンバーとのプロジェクトの成功のカギになると言ってもいいと思います。
なるほど・・・!
インドに行った際にはぜひ積極的にインド人メンバーと交流してお家にお呼ばれされてみたいです・・・(∩´∀`)∩
インドに行った際にはぜひ積極的にインド人メンバーと交流してお家にお呼ばれされてみたいです・・・(∩´∀`)∩
バナナの葉っぱをお皿にしたカレーが食べれますよ、きっと!
まとめ
- インドの信頼関係構築スタイルは関係ベース
- 同じ関係ベースの文化でもその度合いやその中で期待される行動は文化によって異なる
- インドにおける最上の信頼関係構築の仕方は自宅への招待!
- メールやチャットでは見えないからこそ、直接現地で相手と関わることが大切
先輩、打ち合わせの時間ですよ~。前回の続きをやりましょう。(`・ω・´)