14億人を超える人口を抱えるインドは、世界でもっとも人口の多い国です。
面積は世界第7位。日本と比べると、国土は約9倍、人口は約12倍という、非常にスケールの大きな国です。
縮尺を合わせた地図で大きさを比較すると、そのスケールの大きさに驚かされます。
インドには言語も多いんです
この広大な国には、驚くほど多様な文化と言語が存在します。
州ごとに公用語が異なることも、インドの大きな特徴のひとつです。

SCII社員はトリリンガル!?
当社の子会社 System Consultant Information India Private Limited(SCII) は、インド南部カルナタカ州トムクール(トゥムクル)に拠点を構えています。
「インドのシリコンバレー」とも呼ばれるバンガロール(ベンガルール)から北西約70km。
IT産業が集積するこの地域は、当社がインドの拠点とするにふさわしい場所と言えます。

カルナタカ州の公用語は「カンナダ語」。
南インドで広く話されている言語で、独自の文字体系と長い歴史を持っています。
SCIIの社員の多くは、英語とカンナダ語の両方を使いこなします。業務中の共通言語は英語ですが、
挨拶は日本企業らしく、
「おはようございます」
「お疲れさまです」
「お先に失礼します」
といった日本語が日常的に飛び交っています。

昼休みになると、自然とカンナダ語での会話が増え、オフィスの雰囲気も少し変わります。
全員の意思疎通は英語で
一方で、SCIIの社員はカルナタカ州出身者だけではありません。他州出身の社員も多く在籍しています。
彼らはカンナダ語をある程度理解できるものの、日常的に話すことはあまり多くありません。
では、異なる州出身の社員同士は何語で会話しているのでしょうか。
インドの公用語として知られている「ヒンディー語」でしょうか。
実際には、英語で話すことが一般的です。

ヒンディー語はインドの主要言語の一つですが、必ずしも全国民が流暢に話せるわけではなく、「あまり話せない」というSCII社員も少なくありません。
カンナダ語はドラヴィダ語族に属し、ヒンディー語はインド・アーリヤ語族に属します。
言語系統としても大きく異なっており、カンナダ語話者にとってヒンディー語は決して“方言違い”のような関係ではありません。

こうした多言語環境の中で、ビジネスの共通言語として機能しているのが英語です。
インドでは、より良い教育や仕事の機会を得るために、英語力は非常に重要な要素とされています。
異なる州出身者同士の意思疎通でも、また海外企業との仕事においても、英語が橋渡し役となっており、
SCIIでも、英語が業務の基盤となっています。
そのような環境の中で、現在SCIIに常駐している日本人社員が、カンナダ語の習得に挑戦しています。
インド人技術者が日本語を学んでいるのだから、自分も現地の言語を理解したい–そんな思いから、少しずつ勉強を始めました。

言語習得の目的とは
言語を学ぶことは、単なるコミュニケーション手段の習得ではありません。
相手の文化や価値観を理解しようとする姿勢そのものです。
SCIIは、多様な言語と文化が交差する環境の中で、互いを尊重しながら事業を展開しています。
言語の違いを越えた協働こそが、当社とSCIIとを支える基盤です。

一年後には、カンナダ語での簡単な挨拶や日常会話ができるようになっているでしょうか。
言語を通じて相互理解がさらに深まることを、温かく見守りたいと思います。
当ブログ以外にも、SCII社員が書いたインドの日常の数々を、ブログとして公開しております。
ご興味がございましたら、ぜひこちらもご覧いただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


