皆さん、こんにちは。いつも読んでいただきありがとうございます。今回のテーマは、文化によって異なる信頼関係構築の方法についてです。新型コロナウイルスの感染拡大予防を目的にテレワーク化が進んでいますが、どうしてもコミュニケーションが希薄になりがちなこの仕事の仕方にやりにくさを感じている方は多いのではないでしょうか。その要因について、異文化理解の観点から一つの考え方をご紹介したいと思います。それでは、はじまりはじまり~。
もしもーし。聞こえますか?
聞こえてますよ。
お疲れ様です。
お疲れ様です。
先輩、お疲れ様です。
そして、なんか、お久しぶりです!
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になって、1週間が経ちましたけど・・・
在宅勤務って捗るけど、なんかつらいですね・・・
人と話さないのがこんなにつらいとは・・・
そして、なんか、お久しぶりです!
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になって、1週間が経ちましたけど・・・
在宅勤務って捗るけど、なんかつらいですね・・・
人と話さないのがこんなにつらいとは・・・
そうですね。普段会社でしている、何気ない雑談や、
周囲の話声って案外重要ですよね。
周囲の話声って案外重要ですよね。
本当にそう思います・・・。
最初は、通勤なくなるし、自分のペースで仕事ができるから捗るし、
良いことばっかりだと思ったんですけど・・・(/ω\)。。。
最初は、通勤なくなるし、自分のペースで仕事ができるから捗るし、
良いことばっかりだと思ったんですけど・・・(/ω\)。。。
僕たち日本人は関係ベースで信頼関係を築いていくから、
在宅勤務で顔を合わせる機会が減るとそう感じてしまうのかもしれないね。
在宅勤務で顔を合わせる機会が減るとそう感じてしまうのかもしれないね。
関係ベース・・・って何ですか?
ん?そういえば、ビジネスにおける信頼関係の構築方法に関する話はまだしたことがありませんでしたね。
信頼関係の構築方法・・・(・ω・)
そう。私のおすすめの本に書かれているので、
もし時間があったら、読んでみてください。
もし時間があったら、読んでみてください。
何ていう本ですか?
“THE CULTURE MAP: BREAKING THROUGH THE INVISIBLE BOUNDARIES OF GLOBAL BUSINESS” (ERIN MEYER 2014)
という本で、
「異文化理解力 相手と自分の真意がわかるビジネスパーソンの必須教養」
という題で日本語版も出版されています。
という本で、
「異文化理解力 相手と自分の真意がわかるビジネスパーソンの必須教養」
という題で日本語版も出版されています。
…φ(. . )メモメモ
で、信頼関係の構築方法についてですが、
この本によると、ビジネスの場において、信頼関係を構築する方法は2種類あって、その一つが先ほどの、関係ベースです。そして、もう一つはタスクベースです。
この本によると、ビジネスの場において、信頼関係を構築する方法は2種類あって、その一つが先ほどの、関係ベースです。そして、もう一つはタスクベースです。
関係ベースと、タスクベース。
簡単に説明していただけますか?
簡単に説明していただけますか?
もちろんです。
関係ベースの文化圏の人は、休憩時間に一緒にコーヒーを飲んだり、
ランチを一緒に食べたり、仕事帰りにお酒を酌み交わしたり。
こういった、個人的な時間を共有することで時間をかけて信頼関係を築いていきます。
関係ベースの文化圏の人は、休憩時間に一緒にコーヒーを飲んだり、
ランチを一緒に食べたり、仕事帰りにお酒を酌み交わしたり。
こういった、個人的な時間を共有することで時間をかけて信頼関係を築いていきます。
(・ω・)フムフム
逆にタスクベースの文化圏の人は、ビジネスに関連した活動によって信頼関係を築きます。
いい仕事をすることで、頼られ、信頼に繋がります。
いい仕事をすることで、頼られ、信頼に繋がります。
仕事で成果を出すことで信頼される・・・ってどこの国や文化でも同じではないんですか?
たしかに、そうかもしれませんね。
では、新米さんが信頼する人を何人か思い浮かべてみてください。
では、新米さんが信頼する人を何人か思い浮かべてみてください。
・・・(・ω・)。○(母、父、姉、部長、親友、課長、同期・・・)
今思い浮かべた人たちを信頼している理由はなんでしょうか?
理由ですか・・・(; ・`д・´)
(あ、先輩のこと忘れてた…(^◇^;))
(あ、先輩のこと忘れてた…(^◇^;))
はい。
きっと今思い浮かべていただいた人たちは、
身内や、一緒に働いている人、お付き合いの長い人など様々な人がいると思います。
きっと今思い浮かべていただいた人たちは、
身内や、一緒に働いている人、お付き合いの長い人など様々な人がいると思います。
そうですね。
信頼には、認知的信頼と感情的信頼があります。
…φ(. . )メモメモ
認知的信頼とは、技術や実績などを基に考えた信頼のことといえます。
例えば、上司やクライアントはこちらになるのではないかと思います。
例えば、上司やクライアントはこちらになるのではないかと思います。
逆に、感情的信頼とは親密さや友情など感情面からの信頼といえます。
こちらは、身内や長年の友人などがそうですね。
こちらは、身内や長年の友人などがそうですね。
うーん。なんとなく、わかるような気がしますが…
上司や先輩、後輩とも飲みに行ったりするので、
確かに、仕事上のつながりですが、感情的信頼のような気もします・・・。
上司や先輩、後輩とも飲みに行ったりするので、
確かに、仕事上のつながりですが、感情的信頼のような気もします・・・。
良い気付きですね。
そうなんです。日本はどちらかというと、
最初にお伝えした通り、関係ベースで信頼を構築していく文化なので、
そうした飲み会や、ゴルフのような業務外でのお付き合いが
ビジネスでの信頼にもつながっているというわけです。
そうなんです。日本はどちらかというと、
最初にお伝えした通り、関係ベースで信頼を構築していく文化なので、
そうした飲み会や、ゴルフのような業務外でのお付き合いが
ビジネスでの信頼にもつながっているというわけです。
うーん・・・
だとすると、タスクベースの方たちは、
業務外でのお付き合いはしないのでしょうか?(´・ω・`)
だとすると、タスクベースの方たちは、
業務外でのお付き合いはしないのでしょうか?(´・ω・`)
しない、というと語弊があるかもしれませんが、
どんなに業務外で仲が良くても、それをビジネスの場に持ち込まない
という方が近いかもしれません。
もちろん、文化と同じで、人によって違うので、
あくまでもそういう傾向があるということですが。
どんなに業務外で仲が良くても、それをビジネスの場に持ち込まない
という方が近いかもしれません。
もちろん、文化と同じで、人によって違うので、
あくまでもそういう傾向があるということですが。
なるほど・・・。
ちなみに、どのような国が関係ベースで、
どのような国がタスクベースなんですか?
ちなみに、どのような国が関係ベースで、
どのような国がタスクベースなんですか?
そうですね・・・。
かなり大雑把に分類すると、
関係ベース:アジア圏、発展途上国
タスクベース:欧米諸国
でしょうか・・・。
かなり大雑把に分類すると、
関係ベース:アジア圏、発展途上国
タスクベース:欧米諸国
でしょうか・・・。
アジア、欧米の分類以外に発展途上国が入るんですね・・・。
はい。
というのも、おそらく、歴史的背景や、文化だけでなく、
法律や行政などもこの分類の背景に隠れているからではないかと思います。
というのも、おそらく、歴史的背景や、文化だけでなく、
法律や行政などもこの分類の背景に隠れているからではないかと思います。
法律や行政・・・ですか・・・?
はい。ビジネスにおいて、何らかの契約を結ぶ際、
きちんとした法律あり、それの拘束力が強い国では、
その人の人となりがどうであれ、ルールで縛ることができます。
逆に、法律はあるけれど、
例えば戸籍のような個人を特定する手立てがないという国では、
下手をすれば架空の人物との契約や、逃亡などの恐れがあるわけです。
きちんとした法律あり、それの拘束力が強い国では、
その人の人となりがどうであれ、ルールで縛ることができます。
逆に、法律はあるけれど、
例えば戸籍のような個人を特定する手立てがないという国では、
下手をすれば架空の人物との契約や、逃亡などの恐れがあるわけです。
確かに…(´・ω・`)
そうなってくると、その人はどこに住んでいて、家族は誰で、友人からの評判はどうで・・・
といった、プライベートな情報や当人の人となりに対する信頼できないと、
契約をすることができない、という背景もあるのではないかと思います。
といった、プライベートな情報や当人の人となりに対する信頼できないと、
契約をすることができない、という背景もあるのではないかと思います。
やはり、相手にどんな背景があって、
どのような考え方を持っているのかを考えることが重要ということですね…(`・ω・´)
ちなみに、インドはどうなんでしょうか?
どのような考え方を持っているのかを考えることが重要ということですね…(`・ω・´)
ちなみに、インドはどうなんでしょうか?
では、長くなってきたので、
インドと日本についてはまた次回お話ししますね。
インドと日本についてはまた次回お話ししますね。
まとめ
- ビジネスにおける信頼関係構築の方法は文化によって異なり、関係ベースとタスクベースの2つに分けられる
- 信頼には認知的信頼と感情的信頼がある
- 日本人は関係ベースによる信頼関係構築の傾向が強い!
- ビジネスにおける”飲みニケーション”は関係ベースの象徴か…