【インド奮闘記】インドからの日本入国はスムーズ

こんにちは。神山です。

今回、私は 5月12日に渡印し、約3週間インドに滞在し、6月4日に帰国しました。
残念ながら、日本人はインド出国時のPCR検査が義務付けられていますので、ルールに従って帰国準備を行いました。

2022年6月1日(水)
・ PCR検査

インドIT子会社(SCII)が、提携している大学の医学部付属病院「SHRIDEVI INSTITUTE OF MEDICAL SCIENCES & RESEARCH HOSPITAL」に連絡してPCR検査を依頼。日頃の付き合いもあったため、病院の事務局長が院内手続き全てに同行してくれ、スムーズに検査が終わりました。

ここで感じたのは、PCR検査が非常にシステマチックになっているということです。
まず検査受付で、外国人ということもあり、パスポート番号、名前、インドでの滞在住所、
インドで使用可能なモバイル番号を聞かれ、担当者の方がモバイルアプリに登録を開始。

登録した私のモバイル番号に OTP(ワンタイムパスワード)が届き、
その内容を担当者に伝える。

その後、検体採取。インドでは、鼻と口の2か所から検体を採取する検査が主流ですので
2か所から検体を採取し、同じ容器に入れ検体提出。

再度、私のモバイルにSMSが飛んできて、検体の種類、検査方法、検査機関などが記載された
検査受付情報が届きました。

会計で Rs.800(日本円で約1,400円)支払い、陰性証明書の記載を依頼し終了。

* 陰性証明書は、外務省のホームページに掲載されているサンプルを印刷して、
  そこに記載を依頼。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100177968.pdf

2022年6月2日(木)
・ PCR検査結果受領

登録した私のモバイルにSMSが届き、検査結果が陰性だったことを知る。(通常はこれで完結)
今回は、インド出国時、日本入国時に陰性証明書が必要なため、SCIIの方に病院に行っていただき、依頼していた外務省フォーマットの陰性証明書、病院が発行してくれた陰性証明書を受け取り、PCR検査の一連の手続きが終了。

6月3日(金)
・ 日本政府がインストールを求めている、モバイルアプリ(MySOS)に必要事項を登録

MySOSは、情報が未登録の状態では、画面が赤色で表示されています。
求められるのは、以下の4情報です。

  1. 質問票Web
    ・・画面上で必要な情報を登録
  2. 誓約書
    ・・政府が求めていることに同意する旨を登録
  3. ワクチン接種証明書
    ・・私は接種証明書アプリに情報を登録していたので、英語表記の ページをQRコード部分を含め、イメージデータとしてアップロード
  4. 出国72時間以内の検査証明書
    ・・病院からもらった、外務省フォーマットの陰性証明書を写真で撮って、イメージデータとしてアップロード

 * ③でアップロードすると、審査中と表示され、一定時間審査に時間がかかります。審査が終了すると画面が黄色く変化します。
 * ④でアップロードすると、審査中と表示され、一定時間審査に時間がかかります。審査が終了すると画面が青色に変化します。

これで帰国の準備は整ったはずだったのですが、バンガロール空港の航空会社カウンターで
ひと揉めありました。(私が悪いのかも知れませんが)

6月3日(金)22:30
・ バンガロール空港の航空会社カウンターで、チェックイン(搭乗券発行)

カウンターでは、当然ですが、Eチケット、パスポートの提示を求められますが
今回は それに加え、陰性証明書の提示、MySOSの画面表示を求められました。
* カウンターでは最終渡航地に合わせ、必要なチェックを行っています。

外務省フォーマットの陰性証明書を見せたところ、”これは違う” と指摘を受ける。
“必要なことは記載されている” と伝えると、”これは英語ではない” と指摘を受ける。
“ちゃんと英語と日本語で併記されている” と伝えると、納得しない顔で陰性証明書を見ているので面倒になり、病院で発行してくれた陰性証明書を見せたら、笑顔で、”これだ”と言われた。

さらに、MySOSの青くなった画面を見せると、これはすぐに納得し、チケットが発券された。

その後の出国手続き、セキュリティー手続きは、空港利用者が少ないこともあり非常にスムーズ。

* 途中、マレーシアでの乗り継ぎでは、セキュリティーチェック以外は無かったです。

6月4日(土)18:20
・ 成田空港到着

以前は無かった、入国審査と似たような、検疫用のブースがたくさんできていました。
6月1日から入国規制が緩和され、PCR検査の全員義務付けが無くなり
MySOSのステータスに従って、検疫ブースへ向かうルートが2種類に分かれます。

飛行機から降りると、係員の方から、MySOSの画面を表示してください。とのアナウンスがあり
画面が見える形で係員の方のそばを通ると、ステータスに合わせた色の付いた紙を渡され、
その色に従って検疫用ブースに向かいます。

私の場合は青だったので、そのまま検疫ブースに向かい、MySOS、パスポートを提示し、
MySOSのQRコードを読み込んでもらう。その瞬間、画面は赤色に戻りました。

そこを通過すると、あとは通常と同じで、顔認証の入国手続き、荷物のピックアップ、
税関検査(私はワインを限度量を超えて持ち込んだので、申請をして税金を納付)を通過。

飛行機を降りてからの流れは非常にスムーズで、18:20分くらいに飛行機を降り、19:05のJR線の電車に乗ることができました。
通常より利用者が少ないということもありますが、水際対策の緩和が行われたことを実感します。

*途中の通路には、以前はPCR検査待ちをしていたと思われる椅子が数多く並んでいました。
*入国手続きは、出発地(国)、ワクチン接種の状況により異なりますので事前にご確認ください。

インドに3週間滞在し、お客様との打ち合わせ、大学での研究状況の確認、レストラン、モールなど回ってきましたが、コロナ前と同じような状況に戻っています。
外ではマスクをしていない人も多く見受けられ、生活も少しずつ正常化しているのだな と実感しました。

日本に戻り、ほぼ100%の方がマスクを着けているのを見て、
日本はいつになったら、マスクが外せるのだろう と感じてしまいました。

インドの日系企業の方は、インド国内出張は通常になっているし、インドに進出している企業さんの海外出張も正常化してきているようです。
今まで停止していた、国際線の定期便の再開。観光ビザでの入国など。
新しい生活環境に向け、大きく進んでいるのを実感した3週間です。

また、6月末に渡印します。