【インド奮闘記】インドワインは意外とおいしい!

こんにちは、神山です。
先週末に日本に帰国し、年末年始は日本で過ごします。
今日はクリスマスイブ、ということもあって、今回はインドのワインについて
お話をしようと思います。
(※掲載日はクリスマスですが、原稿はイブに書いております)

“インドでワイン” 少し意外な感じがするかも知れませんね。
日本ではあまり知られていないですがインドでも結構おいしいワインが手に入ります。
私が滞在しているバンガロール近郊にも、いくつかワイナリーがありますので
ご紹介させて頂きます。

Grover Zampa Vineyards( http://www.groverzampa.in/

Google mapより

このワイナリーは、バンガロール空港から30分くらいのところにあり、
ここで生産されたワインは、日本にあるインド料理店でも飲むことができます。
バンガロールのあるカルナタカ州では最も有名なワイナリーだと思われます。

このワイナリーでは、午前と午後にワイナリーツアーがあり、
事前申込みをすると、どなたでも参加することができます。
白、ロゼ、赤ワイン、軽いものから、フルボディまで、幅広くワインを作っています。

実は、このワイナリーのマネージャーとは、インドの開発子会社(SCII)の
CEOを通して知り合い、葡萄の収穫後、新しいワインが出来た時のパーティーに
呼んでいただいたりしています。

SDU Winery( https://www.sduwinery.com/

このワイナリーは、バンガロール空港から、北に80Km位、
私たちの会社があるトムクールから北東に40Km位の位置にあります。

Google mapより

いくつかワインを生産していますが、その中でも “DEVA” というブランドで提供している、
赤ワイン、白ワインは色々な食事に合うワインではないかと思っています。
赤ワインは、Cabernet Sauvignon、Syrahの葡萄を100%使用した2種類のワイン。
白ワインは、Chardonnay、Chenin Blancの葡萄を100%使用した2種類のワインがあります。
また、それぞれ、数年熟成させた、Reserva というブランドのワインもあります。

私はフレッシュなワインが好きなので(ワイン初心者のため)、
いつも、若いワイン “DEVA”を持ち帰っています。

3年位前に、DEVAの白ワイン(Chardonnay)が購入しにくい時期があり、
DEVAのマネージャーに直接連絡していただいたことがきっかけで、こちらのワイナリーの
新酒発表会にも招待いただき、参加したことがあります。
インドの社交界を見た感じでした。
このパーティーは、ワイナリーのオーナー、ワインの味付け師(イタリア人)、をはじめ、
30名くらいが招待されたものでした。
まず、ワイン片手に互いの名刺交換や自己紹介をするネットワークという時間があり、その後、20時を過ぎごろから食事が始まりました。
食事は、和風な前菜から、いくつかの食事を経て、メインデッシュ(ステーキ)に至るまで、
各食事ごとに最適なワインが提供され、食事も、ワインも堪能させて頂きました。
その後、特別に999本だけ作ったというワインを出して頂いたのですが、
既に味が分かるような状態では無かったです。(笑)
それから3年、今でもその年の999本限定のワインを購入することが出来るのですが、
999本って、何の本数? と少し疑問に感じたりしてます。

インドでワインというイメージは無いと思われますが、私たちがいるバンガロール近郊は、
軽井沢と標高が近く、過ごしやすい場所なので葡萄の生育に向いている土地なのかも知れません。
インドはイギリスの植民地だった時代があることから、ウィスキーを好まれる方が多いですが、
バンガロールの洒落た店に行くとワインを楽しむ若者も増えているのを実感します。

是非、インドにお越しの際には、インドワインをお試しください。
今日は、インドで買ってきたワインを飲みながら、家族とクリスマスイブを過ごそうと思います。

インドという国、インドで生活している人々の生活様式も、
急速に変化してきているのだと思います。
私も、物事を決めつけないで、色々なことを受け入れながら、
インドでの変化ある新しい年を迎えたいと思います。

来年が皆様にとって良い年になることをお祈りしながら、
今年最後のブログを終えたいと思います。
1年間、お読み頂きありがとうございました。