【ChatGPT】専門知識に基づいて回答してもらう方法 ~Embeddings~

はじめに

ChatGPTは一般的な知識は学習していますが、専門領域の知識は学習していないため、
正確に答えることが出来ません。
本ブログでは、ChatGPTに専門知識に基づいて回答させる技術「Embeddings」のご紹介と
当社で開発したプロンプトを検証する為のツールをご紹介します。

ChatGPT関連の他のブログは以下ご参照ください。
ChatGPTで業務改善してみませんか ~体験編~
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Embeddingsって?

簡単に説明すると「プロンプトの中に専門知識を埋め込んでから質問する」技術です。
大量の専門知識からプロンプトとの関連度の高い専門知識を抽出し、埋め込むことで、
本来、ChatGPTが知らない情報でも的確な回答が出来るようなります。

具体的には以下のような流れで実現しています。

 ①専門知識をベクトルに変換
 ②プロンプトもベクトルに変換
 ③「①」と「②」のベクトルを比較し、類似度の高い専門知識を検索
 ④類似度の高い専門知識をプロンプトに埋め込んでChatGPTに質問

プロンプト検証ツールのご紹介

当社ではEmbeddingsの機能を盛り込んだプロンプト検証ツールを開発しています。
最適な回答を得る為のプロンプトを模索して、お気に入り登録しておくツールです。
出来ることはシンプルで、主に以下の3つの機能を保有しています。

  • 専門知識を登録(ベクトル化)する機能
  • 専門知識に基づいてChatGPTへの質問する機能
  • プロンプトを登録・共有する機能

これらの機能を使って、解決したいタスクのプロンプトを検証していきます。

システム構成は以下の通りです。

専門知識からSELECT文を作成してもらってみます

まずは、Embeddingを行わない普通のChatGPTに質問してみたいと思います。


当然、知らないので答えることができません。

では、専門知識をツールにアップロードし、専門知識に基づいて質問してみます。
まず、このツールのソースコードの一部をアップロードしました。


次に、登録した文書を選択してから質問してみます。


正しく回答できています。

このように、Embeddingsの技術を活用すれば、専門知識の課題を解決することが出来ます。
今回は簡単なタスクを解決しましたが、アイデア次第でもっと複雑なタスクを解決することも可能です。

まとめ

  • Embeddingsで専門領域の課題を解決することが可能となる
  • 正確な回答をしてもらうためには、プロンプトを検証する必要がある

お問合せ

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貴社専用のChatGPT環境構築から、プロンプト管理の為のシステムご提供、ChatGPTと連携したシステム構築まで幅広く対応させて頂きます。

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