こんにちは。内田です。
グローバル人材に必要なスキルについてお話しておりましたが、
なぜ、グローバル人材育成が急がれているのか。考えていこうと思います。
近年、グローバル化が進み、海外進出する企業が増えています。これまでは、事業会社内の人材のグローバル化が叫ばれていましたが、近年そのターゲットがIT人材へと移ってきています。そのひとつの要因として、日本国内における<IT人材の不足>があげられます。
経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によれば、ビッグデータやIoTの登場により、ITに対する需要が増えるなか、日本の人口減少に伴い労働人口が減少することから今後IT人材の獲得は現在以上に難しくなると言われています。2019年をピークに入職者より退職者が上回り減少し、平均年齢が上昇するとの予測が出ています。
日本国内では不足した人材はどこで賄うかと考えると、海外に目を向けオフショア開発の活用・外国籍IT人材の採用となっていきます。日本政府もマッチングイベントによる橋渡しを行い、日本企業への海外からのIT人材の定着に力を入れています。また、海外企業が日本を意識したエンジニアの育成を実施する動きが出てきています。この先、海外から来たITエンジニアの方が日本企業で働く機会が増加していくと考えられます。商社やグローバルな大手企業だけではなく、IT子会社などのIT企業にとっても外国人の方々との関わりが当たり前になってくるのです。
そうした外国人ITエンジニアとの関わりが当たり前になっていくなかで、言葉はもちろんのこと、日本式の仕事の仕方を続けることによって様々な課題が出てくるとことが予想されます。そこで、グローバルな意識を持った人材の育成が急がれているということです。
グローバル人材育成は、日本国内での英語研修や日本に来ている外国人エンジニアとのやりとりで行うのではなく、実際に海外に行き研修をすることで違いを感じていただくことが近道だと私たちは考えています。
弊社の提供するグローバルIT人材育成は、インドで実施します。実践型共同プロジェクト(PBL)形式で、実業務でも起こりえる課題が発見できます。また、異文化コミュニケーションとして、大学訪問やインド人エンジニアとのワークショップなど他にはないカリキュラムもございます。実際に海外で行うことで、日本国内では発見出来ない多くの課題に気付いていただけると思います。