データ改ざんの問題
先日、検査データの改ざんが複数の大手部品メーカーで行われていたという報道がありました。
データ改ざんが行われていたことが明るみに出てしまうと、意図的であるかどうかに関係なく、企業に大きなダメージを与えます。
少し前であれば、検査データなどは検査機器から紙で出力されていたので、容易に改ざんすることは出来ませんでした。
ですが、今では電子データで出力されるようになったため、システムにデータを連携することが可能となり、業務上は便利になりましたが、反面、出力される電子データはCSVやテキストといった容易に変更可能な形式が多く、データ保全は難しくなりました。
もし、「改ざん」そのものを防止する仕組みを既存のシステムに組み込むのも改善策のひとつではありますが、おそらくかなり大掛かりな改修が必要になるでしょう。
データ非改ざん証明サービスのご紹介
そこで、検査機器から出力されるデータに対して、人の手を介すことなく、非改ざんの証跡を付与するというサービスを用意させていただきました。
こちらのサービスは、特定のフォルダに検査データなどの改ざんされては困るデータを投入していただくだけですので、 現行のシステムフローに簡単に組み込むことが可能です。
投入されたデータには自動で『電子署名』および『タイムスタンプ』が付与されますので、
・その時点からデータが存在していたこと
・その時点からデータが改ざんされていないこと
・そのデータが貴社所有のデータであること
がパソコン上で簡単に証明できるようになります。
検査データのように取引先への提出が求められるものであれば、そのデータをそのまま提出していただければ、データが改ざんされていないという「保証書」付きでお渡しすることになりますで、貴社製品の新たな付加価値にもなります。
データを安全に守るのは最重要ミッション
今後、データの保全はより一層重要なミッションとなります。
この機会に一度、データの安全面の見直しを実施いただき、不安な箇所が見つかりましたら、一度、ご相談ください。