はじめに
皆さん、こんにちわ。今年4月に入社をした1年目の高橋です。
私たちの会社では入社後にインドでの海外研修があり、私ももちろんインドへ行ってきました。期間は約3カ月間。5月のゴールデンウィーク明けから7月まで行い、8月に入って帰国しました。
今回は、私が体験してきたインドでの海外研修をご紹介していきます。
インドについて
インドでの海外研修を紹介する前に、皆さんに少しだけ私が感じたインドについてお話しします。
まずインドと聞いて皆さん何を思い浮かべますか?私は、研修に行く前は『カレー』のイメージか強く、『IT』に関しては有名で急成長している、程度の認識でした。ですが、今回の滞在で印象通りの部分と、想像すらしていなかった部分を知ることが出来ました。
インドは土地が広大です。具体的に私たちが研修した先は、『南インド』、『インドのシリコンバレー』と呼ばれる『バンガロール(ベンガロールとも呼ぶ)』からバスで二時間ほどにある『トムクール』という町です。
バンガロールは、大型のショッピングモールや高層ビルなどが並び、日本の都心のように発展していました。中には昔ながらの市場があり、スパイスや色とりどりの花などを売っていました。掲載している写真は全てバンガロールでの写真です。昔ながらの街並みや近代的なビルが見られる都市となっています。
やはり人や車の多さなどが日本とは桁違いでしたので、とても印象的でした。
そして、インドの人は大の電話、写真好きです。研修先の社内では多くの方々が休憩に家族やパートナーなどに電話をしていました。
その中でも特に若者の間で流行っていたのが、SNS の Instagram。私はあまり SNS を利用しないのですが、この時はInstagramを入れておいて本当に良かったと感じました。観光先やインドの流行り、そして連絡手段として海外研修中は利用していました。
滞在中、女子大学を訪問する機会があった際には、多くの学生から Instagram を利用しているかどうか聞かれました。写真や動画など同じものを共有できるというのは、英語が得意ではない私にはとてもありがたかったです。今でも現地の社員とのやりとりは Instagram を介してしています。
別の記事(【インド奮闘記】インドで感じる距離感の違い)でも書かれていますが、インド人の距離感というのはとても近いです。日本では考えられないその距離感を実際に感じることができました。
私が特に印象に残っているものを紹介します。インドのヒンディー式の結婚式でご飯を食べる際、隣に座った初対面のおじいさんが滅茶苦茶話しかけてくれました。まるで大阪のおばちゃんのような勢いでインド料理の内容や、食べ方のレクチャーをしてくれました。時には、お兄さんに頼んでペットボトルを用意して、初対面の私に親切にしてくれました。(インドは基本ペットボトル生活。水道水は地元の人でも飲まないことが多い。)これもインドの国民性なのかはわかりませんが、日本ではなかなかできない経験が味わえました。
また、食品の物価が安いため手頃な価格で美味しいものが食べれます。日本では中々手が出せない料理を食べることができ、充実した休日を過ごせました。
インドでの研修
私達の研修は、「トムクール」にあるSystem Consultant Information India(以下、SCII)という、弊社の子会社で行いました。
こちらの施設は、SCII社員や私達の研修先のオフィス以外にゲストハウスや警備員の建物のあります。想像していたよりも広く驚きました。
24時間警備員が常駐しているため安心して暮らせますし、植物がたくさん植えてあるため、ジャックフルーツやマンゴーといった果物がなっているので収穫したものを分けてもらったりしていました。
そんなSCIIで私たちが行った研修は、「英語研修」と「技術研修(SQL、JAVA)」になります。
最初に、これから英語で講義を受けていくための準備として、意思疎通で欠かせない英会話などを学ぶ英語講習から始まります。
SQLやJAVAの研修はSCIIの社員が講師として丁寧に教えてくれます。日本の講義とは違い、自身の考えを主張することが求められました。最初は戸惑いますが、英語での研修でわからないところは聞きに行けば一からわかるまで教えてくれます。
最終課題として図書館の管理システムを作成しました。チームごとにSQLによるデータベースの作成。JAVAで画面や機能の設定、最後にすべての資料を英語で作成していくなど今まで研修で学んだ内容を総動員で使用し、形を作っていきました。
このように技術的な研修の他にもインド社員とのワークショップがありました。認識の共通化を図ることの難しさや、日本人とインド人との根本的な行動の違いなどが顕著にあらわれる研修になっています。
インドで研修をする目的には、
- 英語力
- 異文化理解
- プログラム言語を学ぶ
- 海外エンジニアとの交流
が挙げられます。
もちろん他にも得られることや目的というのは沢山あります。しかし自身の目標によって変化していくと思います。
私は、インド研修で自分に足りていない部分が明確になりました。日本とは環境が全く異なるインドであったからこそ、自分を見つめ直すきっかけになったのだと思います。ここで明確となった「出来ない」「足りていない」部分をこれからどう埋めていくのか、それが新しい目標につながっています。
そして海外のエンジニア達とコミュニケーションが取れる貴重な経験でした。研修期間3カ月と言うと長く感じますが、過ぎてしまうと短く貴重な時間であったと感じています。
最後に
日本に帰国後は、帰朝報告会というインドで学んだことの発表や部署発表が行われました。
現在は、インドでの研修を一緒に乗り越えた同期も各部署に配属され、それぞれの業務についています。
私はスーパーネット部に配属され、今後はBIツールの開発に携わっていきます。
まだまだ覚えることが沢山あり一人前とは程遠いですが、早くお客様に喜んでもらえるような製品を作れるよう、精進して参ります!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。