2019年10月15日~18日に幕張メッセで開催されました、「CEATEC 2019」に行ってきましたので、気になったブースについてレポートします。
ちなみに、今年から “JAPAN” が取れたって知ってましたか?私は気付きませんでした(^_^;)
トレンド
CEATECではやはりハードウェアの展示が多いので、AIとかは当たり前にセットで提供されるようなものがほとんどでしたね。
今回、個人的に多いと感じたのは、「空中ディスプレイ」とか「VR」あたりの仮想空間系が多かったですね。
映画『マイノリティ・リポート』の世界はすぐそこまで来てますね。
同じようなジャンルになるかもしれませんが、「遠隔操作」関連もインパクト大でしたね。
キャリア系は、5G一点オシ(に見えた)。
あとは、「スマートホーム」をテーマに展示しているところもかなり多かったですね。IT化が進んでいないのは、もう家しかない!って感じですかね。
「スマートシティ」の流れもあって、このあたりはアツめのようですね。
ピックアップレポート(目次)
私は朝イチから行ったのですが、午後から予定があったので、午前中しか見ることができず、あまり見れませんでした。
そんな中から少ないですが、以下についてレポートします。
- 自動運転
- 遠隔操作
- 無人店舗
- スマートホーム
- 機械学習
自動運転
私が個人的に一番楽しみにしていたのが、この「自動運転」。
特別企画として、自動運転のバスに乗れるというもの。
1日6回開催され、1回につき8名までしか乗れないという狭き門!
朝イチで乗車整理券を配布するってことで、ブースに一番近い入口に一番乗りで並びました!
整理券ってことだったので、勝手に先着順だと思っていましたが、まさかの「整理券」ではなく、「抽選券」の配布でした。。。
ということで、「抽選券」というか「札」を受け取り、いざ抽選へ!
が、私の生まれ持ったくじ運では順当に「落選」しました(T_T)
乗車した方からは、「前に車が割り込んできたときは急ブレーキになっていた」という感想があがっていたようですが、まぁ、裏を返すとそれ以外の通常の運転は普通だったということでしょう。
自動運転のバスやタクシーが登場すれば、低料金で、全国各地に配備できるので、今、社会問題になっている、高齢化ドライバーの問題や人材不足の問題を解消できる可能性が高まりそうですね。
遠隔操作
今回のCEATECで一番注目を集めていたのは、ANAブースでしょう。
ANAのAVATAR事業を実際に体験できる初めての場所が今回のCEATECだったのと、色々と「体験」ができるということでかなりの人が訪れていました。
1つは、リアルハプティクスを実装した遠隔操作のロボ実演。
遠隔操作といっても、目の前にあるプラスチックのコップをロボアームが積み上げていくというもの。
繊細な動きを連動させることができるというのと、リアルハプティクスの『つかんでいる』という感覚がこれを実現させています。
もう一つは「釣り」です。
幕張メッセに居ながら、大分の海で釣りができるというもの。
こちらもリアルハプティクスで実際の「ひき」を感じながら、釣りができるようです。勿論、釣り上げた魚をリリースするのは、大分にいる現地スタッフです!(笑)
「遠隔操作」が進むと、医療やエンターテインメントの分野で地域格差がなくなる為、地方で生活している方が増え、過疎化問題の解決策になると考えています。
無人店舗
Amazon Goに続けと、ここ数年、国内メーカーも無人店舗に関するパッケージを発表していますね。
私が知っている限りでは、国内で一番はやくに『無人店舗』に取り組み、ローンチしたのは、クラスメソッドさんだと思います。
今も秋葉原で実際に無人店舗運営をおこなっているのは有名ですよね。
昨年のCEATECでは、ローソンさんが実際に無人店舗のブースを出して、話題になりましたが、今年は、日立さんがブースを出していました。
まぁ、正直、もう驚かないですね(^_^;)
スマートホーム
今年は、スマートシティをテーマにしたエリアがあったせいか、「スマートホーム」に関するブースが多かった気がしますね。
こちらは、「スマートロック」。
ドアの鍵の内側部分に取り付けると、スマホで解錠/施錠ができるというもの。
工事不要で取り付けが可能。
写真に写っている、プッシュダイヤルは、スマホの専用アプリで発行した「ワンタイムキー」を入力すると解錠できるというもので、たまに来る親とか家事代行サービスの人が入ってくるというシーンを想定しています。
ただし、その手前にある、マンション入口のオートロックについては、別途、同様のしくみを設置しないといけないということでまだまだハードルは高いですね。
ただ、近い将来、「『鍵』はなくなるんだろうな。」と感じました。
機械学習
AI、機械学習に関するものはかなり多くありましたが、その中から2つほど。
ゼビウス
一つは、ファミコンゲーム「ゼビウス」の機械学習。
内容としては、それほどすごいものではありませんが、見た目のインパクトがすごかったですね。
トイレ(便)
もうひとつは、LIXILさんの「AIトイレ」。
便の大きさや形を学習して、その人の体調管理をおこなうというもの。
面白いのは、教師データはLIXILさんの社員の方らしいのですが、皆さん比較的健康なため、教師データとしてはあまりよくないようです。(笑)
まとめ
やはり、リアルハプティクスやVRゴーグルなどによる、仮想現実を体験できるという展示が多かったように思います。
あるブースでは、スマホにつなげるだけで、ニオイセンサーになるデバイスを展示していました。
つまりは、「嗅覚」もデジタル的に伝達できる可能性があるってことですよね。
「聴覚」「触覚」「視覚」「嗅覚」とくれば、あとは「味覚」がデジタル化できれば、『どこでもドア』を実現できるかも!?