はじめに
コロナ禍の中、在宅ワークが定着しつつあり、仮想環境のシステムを利用して業務を進めるケースも多くなっています。今回は仮想環境で利用可能な弊社BIツール「Excellent TSE」の事例をご紹介いたします。
背景・課題
ある企業ではクライアントPCで利用するアプリケーションをサーバーに集め、仮想環境を構築していました。ユーザーは仮想上のAccessを使って帳票作成を行っていましたが、Accessで扱うデータ量が増えるにつれて、レスポンスが悪くなるという課題が出てきたため、Accessに代わるツールを検討し、弊社BIツール「Excellent TSE」を導入することに決めました。
【 採用のポイント 】
- 仮想環境(SBC方式※)で動作する
- 課題(帳票作成に時間がかかる)が解決できる
※ SBC(サーバーベースコンピューティング)方式
仮想化されたアプリケーションを、複数のユーザーで共有する方式
システム構成
ここではどのようなシステムを構築したのか、簡単にご紹介します。とてもシンプルです。
- 仮想サーバー(複数台存在)に、それぞれ「Excellent TSE」を導入し、クライアントPCからサーバー接続時にExcellent TSEの利用を可能にします。
- DBサーバーにFreeWay※という製品を導入し、DBへの接続を可能にします。
- Excellent TSEからFreeWayを介してDBに接続し、データの抽出、帳票作成を実現します。
※FreeWay
Excellent TSEを使用する際に必須のDBへのアクセスを管理するソフトウェア
導入の効果
Excellent TSEの導入効果としてはどのようなものがあったのでしょうか。簡単にまとめてみます。
【1. 現行の仮想環境のまま帳票移行を実現 】
前提として仮想環境を変えずに帳票を移行を行えたことは1つの効果だと捉えることができます。
【2. レスポンスの向上】
帳票作成に時間がかかるという課題をExcellent TSEを利用することで解決することができました。
【3. 豊富な分析機能】
Excellent TSEが持つデータ分析機能で、新たな視点の発見やより掘り下げたデータ分析が可能となりました。
おわりに
今回は仮想環境でのExcellent TSE活用例について書かせていただきました。「はじめに」でも述べた通り、仮想環境を利用するケースはますます増えていくと思われます。また今後、DXへの対応が迫られる中、システムの見直しが課題となってくる企業様も多くなることでしょう。
弊社ではExcellent TSE以外にもWeb上で動作するWebQueryというBIツールも取り扱っています。もしシステム上のお悩みやデータ活用について課題を感じている方がおられましたら是非お気軽にお問い合わせください。
また仮想環境につきましては他の記事もございますので、↓も是非ご参照ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。