近年、DX推進・データ活用が話題になることが多くあります。そこで「BI」や「BIツール」と耳にすることはありませんか?
この記事では「BIとは?」「簡単に言うと何?」という疑問にお答えします!
また、その重要性やメリットをわかりやすくご紹介します。
BIとは?
Business Intelligence(ビジネス インテリジェンス)
BIとは「Business Intelligence」の略称です。
言葉自体は、ガートナー社のアナリストだったハワード・ドレスナー氏が1989年に使い始めたとされています。当時は「企業で働く誰でも情報の収集・分析・加工をすることで、問題を解決することができる」と定義されていました。
最近では「データを意思決定に活用し、企業活動に役立てること」という意味で用いられています。時代の流れと共に、意味合いも少し変わってきてるようです。
より詳しくBIの歴史を知りたい方には下記の記事がおすすめです。
BIとは「ビジネスにデータを活用していこう」という概念 と捉えて問題ありません。
企業におけるBIの事例
簡単にご紹介しましたが、概念だけでは分かりづらいと思います。ここでビジネスシーンでの具体的な例をご紹介しておきましょう。
企業内の課題には、データやシステムを利用すると改善できることが多くあります。
- 売上データを分析して、売れ筋商品を強化する
- どの商品が何個売れたかなど把握して、在庫管理する
- システムの使用状況を確認して、運用や機能の改善を計画する
ビジネスにデータ活用を取り入れると、このような業務改善や課題解決ができます。BIという言葉になじみがない方でも、BIに関する業務がいくつか思い当たるのではないでしょうか。
BIの重要性とメリット
ビジネスにおいて、BIの観点は非常に重要なシーンで活躍します。
データから実績を確認したり、傾向を分析することができます。そのため、データを利用した報告書・レポートの作成、経営・業務の意思決定や改善活動の過程で役立ちます。
過去~現在の状況を把握・評価できる
データを活用することで、数値やグラフで実績を確認できるようになります。
分析観点ごとに比較したり、状況を把握することに利用できます。客観的な評価、売上やコストなどの分析もできるため、改善点を見つけやすくなります。
例えば、製造業の在庫管理にBIを取り入れてた場合を考えてみましょう。
過去の在庫のデータから設備の部品の摩耗や在庫がなくなるタイミングを割り出します。過去のデータを基に事前に部品を交換したり、部品を発注をするようにします。そうすれば、製造を止めず一定のサイクルで効率よく作業が行えます。
仮説立案や検証を行う上で客観的な視点を得られる
過去実績値のデータを根拠・裏付けとして仮説を立て、今後の方針を立案することができます。また仮説を検証する際も、途中結果をデータで残しておけば推移や変化を追うことが可能です。
データを活用することで、経験が浅い社員でも仮説を立てられるようになります。また、根拠や裏付けがない場合に比べて、成果につながる確率も大幅にアップします。
BIを企業活動で実践するには
ビジネスでデータを活用することを実践する際、現代のデジタル社会では多くのことが求められます。
データを業務や施策に活用するため、多種多様なデータを社内で自由に扱える環境が必要となります。そこにはセキュリティ面にも注意が必要です。また、データの扱いに時間がかかると本来の業務に支障がでるため、スムーズにデータを利用できることが必須条件です。
BIの第一歩として、活用するデータとそれを利用する環境が必要となります。
データは社内に蓄積されたものから活用していくが良いでしょう。そして、そのデータを利用するために必要になってくるのがBIツールです。
BIツールとは
BIツールとは、企業のBIをサポートするソフトウェアの総称です。企業のBIをサポートするために必要な機能を備えています。そのため、BIツールを導入する企業が増えています。
よく使われる「Excel」もBIに活用できます。しかし、ExcelとBIツールは異なるものとして位置づけられます。
BIツールは、データを活用するために特化したツールです。ツールによって搭載されている機能は多種多様です。一般的には、大量のデータを処理することができ、Excelより複雑な分析が可能です。
BIツールの利用メリット
BIツールを利用することで得られる一般的なメリットは次のものが挙げられます。
課題解決までの時間を短縮できる
必要なデータをすばやく確認でき、課題を解決へ導くことができます。
意思決定の際、根拠を明確にできる
勘ではなく、データに基づいて傾向や結果をわかりやすく示すことができます。
コストを最適化できる
何にどれだけの時間・人員・金額がかかっているかを可視化し、リソースの見直しに役立てることができます。
レポートや帳票作成を効率化できる
データを表やグラフで表現して、結果をわかりやすく共有できます。報告資料や帳票作成にかかる時間や手間を削減できます。
BIツール選定のポイント
立場によって異なるBIのニーズにご注意!
データを活用するにあたって「自分業務で使いやすい形でデータを確認したい」というのは共通のニーズかと思います。ただし、立場によって「使いやすい形」は異なります。
例えば、経営層と事務業務担当者の使いやすいデータのアウトプットの形式を見てみましょう。
経営層は「データを素早く経営の意思決定に役立てたい」と考えているため、グラフで直感的なアウトプットを求めています。一方、事務担当者は「データの正確さが重要である」と考え、表や数値でのアウトプットを求めています。
このように両者では必要なアウトプットが異なります。また立場・業務内容・扱われるデータやその粒度も異なるため、それぞれに合わせた対応が必要です。
使いやすいBIツールとは
「実際に業務で使い人」が使いやすいと感じることが大切です。使いやすいと感じてもらえないと、ツールの活用つまりデータの活用が業務に定着しません。企業や部門・担当者のレベル感によって異なりますので、自社の状況を見定めて選びましょう。
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