企業の研究所を訪問していろいろお話を伺っていると、ラボノートについて苦労されているケースが多いことに気づきます。
- 管理がうまくいかない
- 必要な内容が記載されていない
- 過去に在籍していた研究者が作成したラボノートの内容が判読できない
- 研究者によって様式がバラバラでわかりにくい
- カウンターサインが面倒
- ラボノートに実験結果用紙を糊で貼り付けているが、経年劣化で剥がれてしまう
- 過去のラボノートの内容を調べたいが、量が膨大なため調べられない
- ラボノートを電子化したいが費用が高い
などなど。
因みに「ラボノート」について調べてみると、
「ラボノート」とは?
出典 羊土社 刊 「理系なら知っておきたい ラボノートの書き方」 P10より一部抜粋
ある時点で研究活動がどこまで進んでいたのかを証明するノートのこと。
ラボノートには、日々の研究プランとその結果が記され、内容を理解できる第三者によって定期的に内容の確認がなされ、署名がなされる。
また、ラボノートの要件として、記載の改変が不可能であることが要求される。
また、ラボノートは適正に管理され、長期間保存される必要がある。
と記載されています。
因みに、ここで言うラボノートは紙のラボノートです。
また、ラボノートを実験ノートと言う事も多いようです。
米国が先発明主義から先願主義に切り替えた際には、これでラボノートの重要性が低下するなどと言われた時期もありましたが、やはり企業にとっては、研究開発のデータや記録を、 日々キチンと残しておくことは重要との判断で、ラボノートの作成を継続されているようです。
電子ラボノートについて
電子ラボノートは一般的に価格が高額で導入を見送られた企業も多いようです。ただ、実際の研究業務については、日報や報告書類や実験データを電子ファイルで残していることから、ラボノートの替わりに、これらの電子ファイルを証拠として残したいとのご相談を受けたことがあります。
その際には、電子署名とタイムスタンプを組み合わせた電子公証サービスをご紹介し、ラボノートの替わりとして、日々研究所で発生する電子ファイルに電子公証サービスで証拠を残されています。
企業によっては、ラボノートを永年保管されているケースもあり、当然ながら保管場所や管理方法についての悩みはつきないでしょう。
また、研究者の方にお話しを伺うと、PCで作成した情報を紙のラボノートに転記したり、貼り付けたりするのが面倒との声もありました。
このような声を参考にし、弊社では現在「実験ノート(ラボノート)電子化サービス」を開発いたしております。
本サービスの特徴は、以下の通り。
- 安価
- 全分野の研究に対応可能
- 実験ノートの作成を支援する「入力テンプレート」を提供
- テンプレートへの<図>や<表>の挿入がとても簡単
- 入力テンプレートの「追加」、「変更」が容易に可能
実験ノート(ラボノート)電子化サービスについてはご興味をお持ちのお客様は弊社営業までお問合せください。