移動が楽に!自動運転車への期待

はじめに

先日、首都高速を走行中に急にカーナビが動作しなくなり、どちらに進めばいいのかわからなくなり、とても怖い思いをしました。数十年前、カーナビがない時代に地図を広げながら運転していた頃はどうやって目的地に辿り着いていたのだろうと思うほど、今はカーナビに頼り切っています。そして現在ではカーナビどころではなく、「自動運転車」の開発が進められていると聞きます。自動で目的地に連れて行ってくれる自動運転車があればこんなに楽なことはないですね。今回は自動運転車について調べてみます。

自動運転車のレベル

自動運転は0~5の6つのレベルに分けられると言われています。

レベル0 人間が運転する普通の車
レベル1 ハンドル操作 or スピードの調整を自動で行う車
レベル2 ハンドル操作 and スピードの調整を自動で行う車
レベル3 限定的な環境下のみ自動運転する車
(システムが要請した場合は人間が運転する)
レベル4 限定的な環境下のみ自動運転する車
レベル5 人間が運転しない完全に自動運転する車

レベル3からが自動運転と言われています。しかし、実際に日本で販売が開始されているのはレベル2の車までで、レベル3、4、5はまだ実用化には至っていないようです。

自動運転車のメリットとデメリット

【 メリット1 自動車による移動がより楽に】
完全自動運転になれば、もちろんですが、例えレベル1や2でも、ドライバーの運転を手助けし、負担を軽減してくれます。

【メリット2 ドライバー同士によるトラブルの減少】
システムが運転することでドライバーの感情に流されない適切な走行が実現されると予想できます。

【メリット3 運転ミスがなくなることによる事故の減少】
自動運転車が普及すれば、ドライバーの疲労等で起こりうる運転ミスがなくなり、事故が減少します。


【デメリット1 事故が起きた際の責任問題】
システムの不具合等で事故が起きた際、責任は自動車の所有者なのかそれとも自動車を作ったメーカーなのか。現在、日本においても法整備が進められているようです。

【デメリット2 運転したい人が運転できない 】
自動車の運転が好きで、自ら運転したい人もいると思います。自動運転車が普及することで、運転したくてもできない人にとっては少し寂しい社会に感じるのではないでしょうか。

AIで走行データを学習

自動運転を実現するには 5Gなどの通信のインフラを始め、データ蓄積の為のIoTの技術、データを格納するストレージなどその時代の最新の技術が必須となります。その中でもAIは重要な技術として活用されています。

自動運転するためには周りの状況を「認識」し、それらの状況からどう走行するかを「判断」し、車を「制御」することが必要です。自分の車の位置、周りの車の位置、周りの建物の位置等を把握するために、カメラやセンサーからの情報を取得します。それらのデータからAIが、走行ルートを決定し、ハンドルやブレーキを制御します。

また正確で安全な走行をするためには、AIに過去の走行データを学習させる必要があります。AIはデータを分析、学習すればするほど、精度が増していくので、 膨大なデータが蓄積されたデータベースの重要性は高まっています。

最後に

今回は自動運転車について書かせていただきました。正直、完全に自動運転車に身を任せて高速道路を走ったりするのは怖いと感じます。それこそ車に命を預けるような感覚があります。首都高速などの複雑な道路でスピードを上げて走る自動運転車をイメージすることができません。

しかしながら、何年か経てば、「はじめに」で記したカーナビのように自動運転車に頼り切っている生活を送っている可能性も否定できません。昨今の世の中はそれほど技術の進歩が速く、想像もできないことが実現されていきます。行先だけ伝えて寝て起きたら目的地についているという夢のような車が現実になることを期待したいと思います。

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