「マイナンバーカードで25%ポイント還元」を読み解く

「ポイント還元」は2種類

消費税増税に関連する「ポイント還元」は、実は2種類あります。

1つは、増税後すぐに始まる、「キャッシュレス・消費者還元」です。

こちらは、以下のサイトに掲載されているキャッシュレス事業者のサービスを利用して支払いを行うだけで、2~5%分が還元されるというものです。

登録されている消費者向けサービスを探す | キャッシュレス消費者還元事業

こちらは、このキャッシュレス決済を利用するだけで、還元されます。
但し、期間は 2018年10月 の増税開始から 2020年6月 までとなっています。

政府としては、「増税したけど、キャッシュレスで決済してくれれば、家計への影響は少ないよ」というアピールとあわせて、世の中のキャッシュレスを一気に進めたいという思いも含んでいるようです。

なので、この期間は消費者だけでなく、中小規模の店舗に対しては、キャッシュレス決済を実現するために必要となる決済端末の設置に関する費用負担をゼロにしたり、決済手数料を引き下げたりしてくれるようです。

もう一つが、「マイナポイント」による還元で、先日、「マイナンバーカードで還元」というニュースになったのはこちらです。

「マイナポイント」を活用した消費活性化策

内容としては、民間のキャッシュレス事業者のアカウントとマイナンバーカードにより取得した『マイキーID』を紐付けた状態で、チャージすると、その一部が「マイナポイント」として還元されるというものです。

『マイキーID』は、マイナポータルから発行可能ですが、その際、マイナンバーカードが必要となります。

政府の狙いとしては、やはり「キャッシュレス」を推進したいのと、「マイナンバーカード」の普及を進めたいという思惑により、このような政策が提案されたようです。

報道されている内容には、キャッシュレス決済時にマイナンバーカードを読み込むと還元の対象になると誤解されてしまうようなものもありましたが、マイナンバーカードは『マイキーID』を発行する時に使用するだけで、キャッシュレスでチャージするときや決済のときには使用しません。
(現時点の概要図を見る限りではそうなっています)

まとめ

今のところ、25%還元が有力らしいので、以前のブログ記事にも書きましたが、今のうちにマイナンバーカードを取得しておいたほうがよいかと思います。

今のうちにマイナンバーカードを手に入れておこう!

2019年7月22日