似ているようで似ていない!?AIとBIの違い

はじめに

2014年頃から「AI」というキーワードが徐々に世の中に広がってきました。

最近でも「将来AIに仕事を取られてしまう」などとAIの話題はよくニュースでも見かけます。人間を脅かすものなのではないかとふと不安に感じることもあります。弊社ではBIツールを扱っており、AIと競合するケースも今後出てくるのではないかと考え、少し調べてみました。今回はAIについて書かせていただきます。

※筆者はAIの分野に精通しているわけではなく、筆者の主観やイメージが入っているところも大きいので、参考程度に読んでいただけましたら幸いです。

目次

  1. AIとは
  2. BIとは
  3. AIとBIの違い

AIとは

AIはArtificial Intelligenceの略です。Artificial=「人工的な」、Intelligence=「知能」。知能という言葉の定義は諸々あると思いますが、ここではシンプルに「問題に対して考えたり判断したりする人工的な能力」と考えてみます。

イメージ的には…

AIに対して、人間が「こんな問題があるのだが、どうすればいいか」と相談すると、「○○してください。ダメだったら△△してください」と解決策を提示してくれる。

どうやって解決策を提示してくれるかというと、これまでに起こった問題、それに対する解決策をデータとして大量にインプットしておき、そのデータの中から最適解を選択するという方法です。

例えば病気になった患者さんが、お医者さんにかかってもなかなか治らなかった場合に、AIに聞くと最適な薬を提示し、病気を治してしまったという話も聞いたことがあります。

データの中からパターンや特徴を見つけ、統計的に最適な解答を導き出してくれるのがAIであると言えます。

BIとは

BIについても少し考えてみようと思います。
BIはBusiness Intelligenceの略です。Business=「ビジネス」、Intelligence=「知能」。

言葉の意味から考えると「ビジネスにおける問題に対して、考えたり判断したりする能力」となりますが、もう少し簡単に「企業が持つデータを収集、分析し、経営判断を支援するもの」と言うとイメージしやすいでしょうか。企業が持つデータをより有効活用し、意思決定を促すもの、それがBIです。

AIとBIの違い

AI、BIどちらも「データを元に問題に対して最適な解答を導き出す」という目的は同じです。違いを挙げるとするとAIは「この問題に対しては○○してください」とより具体的な方法まで導き出してくれます。

これに対してBIはデータを元に傾向を導き出します。具体的に「○○してください」というところまでの提案はしません。こういう傾向にあるからこういう対策を打つという判断は人間が考えます。

今後データが溢れ、発生する問題はより複雑なものになると思います。AIやBIをうまく利用しながら、最後には人間が自らの知能を使って、新しい問題を解決してくことが必要となります。

最後に

AIについて調べてみると、調べれば調べるほど、難しいものだと感じました。定義についても様々で、明確な定義は定まっていないとも言われています。
AIを今後どのように進化させ、人間はそれをどう活用していくのか。それこそがまさに人間の知能が試されていることなのかもしれません。

データ活用におけるAIの役割は?

2019年7月31日

弊社ではExcellent/WebQueryというBIツールを扱っております。自らの知能で問題を解決し、今後も皆様のお役に立てるより良いツールをご提供できるよう精進してまいります。

もしご興味がありましたら是非下記リンクを覗いてみてください。

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