マイナポータルの活用 ~ねんきんネットとの連携~ vol.2

前回は「マイナポータル」をご紹介して、ログイン方法までをお伝えしました。

今回は、「マイナポータル」の『もっとつながる』というサービスからつなげることができる、「ねんきんネット」について紹介します。

「ねんきんネット」とは?

「厚生労働省」の紹介パンフレット

主な機能は以下の4つ。

  1. 年金記録の確認
  2. 年金見込額の確認
  3. 電子版「ねんきん定期便」の閲覧
  4. 各種通知書の確認

以前、問題になりましたが、「支払っているはずなのに記録されていない」という状態になっていないかの確認をしたり、自分が65歳以降、いくらもらえる予定なのかを確認したりすることができます。

実際に私も確認しましたが、2000万も必要かどうかは何ともいえませんが、年金以外にちゃんと貯蓄しないといけないなぁ~と認識することができました。

何がメリット?

通常、この「ねんきんネット」を利用するには、『基礎年金番号』と『アクセスキー』が必要です。

『基礎年金番号』は年金手帳に記載されているのですぐに分かると思います。
『アクセスキー』というのは、基本、新規に発行してもらう必要があり、別途申請が必要です。

今回の「マイナポータル」経由での接続であれば、『基礎年金番号』さえ分かれば利用できるということで、かなりハードルが下がります。

実際につないでみよう!

「マイナポータル」トップページ下部

「マイナポータル」にログインした直後に表示されるページの下部に、利用可能な機能の一覧が表示されています。
そこに「もっとつながる」というのがありますので、【使ってみる】をクリックしてみてください。

そうすると、すでに「つながっているウェブサイト」と「つながっていないウェブサイト」の一覧が表示されます。
私の場合、すでに『e-Tax』がつながっている状態で、『ねんきんネット』はまだつながっていません。

なので、『ねんきんネット』の右にある【つなぐ】ボタンをクリックします。

「同意」画面が出てくるので、【同意】ボタンをクリック。

ここが重要です。
「マイナンバーカード」からアカウント情報を読み取るという作業をおこなうのですが、一点注意が必要です。

ここでのカード読取はスマホに対応していません。
必ず、[PC+ICカードリーダー] が必要です。

但し、一度、「つなぐ」ことが出来れば、以降は [PC+ICカードリーダー] は不要です。
今後は、スマホで「マイナンバーカード」を読み取って「マイナポータル」にログインし、そのあと、「ねんきんネット」に接続することができます。

[PC+ICカードリーダー] で情報を読み取れたら、【送信】ボタンをクリックします。

ここからは「ねんきんネット」側の設定となります。
また、「同意」画面が出てきますので、同意のチェックをして、【マイナポータルとの連携を続ける】ボタンをクリックします。

次に、『基礎年金番号』を入力します。
『基礎年金番号』は、「年金手帳」(青もしくはオレンジの小冊子)に記載されています。

これで「ねんきんネット」への接続は完了となり、冒頭で説明した機能を使えるようになります。


ぜひ、皆さんも「マイナポータル」にログインして、便利な機能を試してみてください。