ユーザー目線で自由に発想してみる―ワークショップ体験記

はじめまして!
スーパーネット部4年目のIと申します。
普段はBIツールを開発・販売している部署で、バックオフィス業務を担当しています。

今回は、「マーケティング思考実践ワークショップ」に参加した時のお話をしたいと思います。

私は業務上お客様と直接お話しする機会がなく、どのような背景で製品を利用しているか詳しくお聞きしたことがありません。

そこで、ユーザー目線での発想を体験できる絶好の機会だ!と思いワークショップへの参加を決めました。

「マーケティング思考実践ワークショップ」って? 

今年の1月末に参加した「マーケティング思考実践ワークショップ」は、BIツール開発・販売部署のマーケティングチームによる開催でした。

テーマは「具体的なユーザー像をイメージし、共有する」。
課題であるペルソナ作成を通じ、BIツールをどう使ってもらいたいか、そのためにどんなアクションを起こすかを実践形式で学ぶ、という内容です。 

ペルソナとは、「商品を購入してくれる架空のユーザー像」を意味します。
ターゲットと似ているように思えますが、そちらは年代、業種などの「顧客層」を指すそうです。

また、弊社はBIツールを開発・販売しておりますが、このワークショップでは自社製品に限らず、あらゆるBIツールを想定して取り組みました。

当日はユーザー目線に立って発想することを体験したい人、マーケティングの業務に興味がある人など、年次やチームも様々な10名が参加しました。

「話す/聞くを楽しむ!」、「失敗を恐れない!」というルールで、以下のように進んでいきました。

マーケティング思考実践ワークショップの流れ。①アイスブレイク②個人ワーク③グループワーク④グループ発表⑤全体ワーク、という流れで進んだ。

話す/聞くを楽しむ!

皆さんはイベントや勉強会でアイスブレイクを行ったことはありますか?

アイスブレイクとはその名の通り、緊張した雰囲気を壊して打ち解けるためのコミュニケーション方法を指します。

ワークショップを進めるためのルールは「話す/聞くを楽しむ」。
その準備運動としてアイスブレイクはぴったりだと思いました。

今回行ったのは他己紹介です。
2人1組に分かれて制限時間内に相手について質問していき、どんどん紙に書き出していきます。
その後、質問者側が相手について他己紹介をするというものです。

自己紹介とは違い、相手のこんなことを初めて知った!などの感想も交えて聞くことができ、和やかな雰囲気に徐々に緊張がほぐれていきました。

他にもどのようなアイスブレイクがあるのか、調べてみるのも楽しそうですね。

ユーザー目線に立って発想してみる

アイスブレイクによる準備運動が終わったら、続いて個人ワークとして、「どんな人にBIツールを使って欲しいか」を考えていきます。

正解を探して悩んでしまう瞬間もありましたが、今回は「失敗を恐れない!」が目標なので、固定観念に囚われないことを意識して書き出していきました。

ここで感じたのは、自分と近い立場のペルソナだとより考えやすい、ということです。
私は以下のように「数字が苦手だけど効率化したい作業がある若手社員」を軸に考えました。

  • 年代:20代
  • 所属:企画部門
  • 趣味:アウトドア
  • 悩み:数字が苦手
  • 要望:効率的に作業したい

意見をまとめて1つにしていく

個人ワークが終了したらいよいよグループワーク。

提案したいBIツールの使い方、企業が起こすべきアクションとその優先順位も考えていきます。

この後、グループでまとめた意見を発表するので、時間内に1つのペルソナをどう作り上げていくかが重要です。

使う人の立場や役職が違えばペルソナの方向性も異なります。
各々が考えていたペルソナを掛け合わせて、大まかな方向性を定めるのが難しいポイントでした。

ペルソナへの影響が大きい「立場」と「想定する使い方」を切り口に考えていったところ、考えの中に共通点を見つけられ、スムーズに話を進めることができました。

発表を通じて得た気付き

グループ発表では発表内容を模造紙にまとめ、それを見せながら話をしました。

他のグループの発表では、自分には思いつかなかった視点からのペルソナも知ることができました。
なかでも、より効果がありそう!と気づきを得たのが、「使う人と購入を決定する人の両方を意識して、企業が起こすべきアクションを決定する」という視点です。
使う人に興味を持ってもらうこと、購入を決定する人の目に留まることがどちらも叶うような発想の転換が必要だと感じた瞬間でした。

各グループが考えたペルソナ。

最後に全体のまとめとして発表のフィードバックを受け、ワークショップで学んだ内容をおさらいしました。

ペルソナによって最適なアクションも変わり、その優先順位も変わってきます。
準備段階でよく思考し、誰かとアイデアを共有したり意見をもらうことで、より多くの人の目に留まる策を講じられると感じました。

自由な発想とアイデアの共有を楽しむこと

今回のワークショップで、ペルソナを用いてユーザーを具体的にイメージすることができました。
ターゲットとの違いもあわせてペルソナという言葉を知ることで、理解を深めてアイデア出しを進められたように思います。

今まで意識していませんでしたが、「企業の目線」を意識することで、普段SNS等で目にする広告も、ペルソナに基づいて作成されていることを実感し、マーケティングの奥深さを感じました。

また、失敗を恐れないことで自由なアイデアが生まれることを学びました。
発表の際には緊張しましたが、意見を言うこと・意見を聞くことが楽しく、あっという間の3時間でした。

大変有意義な時間を過ごせたため、今後も機会があれば積極的に参加していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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