5月1日から一部の地方自治体で受付が始まった「特別定額給付金」。
今回は、いまいちよく分からない「オンライン申請」の手順等についてまとめてみました。
そもそも、どうして給付金がもらえるの?
令和2年4月20日、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」が閣議決定され、「特別定額給付金」事業が実施されることが決定し、国民一人あたり10万円が給付されることになったのです。
どうすればもらえるの?
給付金を受け取るには、『申請』が必要です。
『申請』の方法としては、2つ。
1つは、「郵送申請」。
各自治体から送付されてくる「申請書用紙」に必要事項を記入し、一緒に送られてくる「返信用封筒」に入れて返送するというもの。
2つ目は「オンライン申請」。
これは「マイナンバーカード」を持っている人だけができる方法で、PC、もしくはスマホから申請が出来ます。
「オンライン申請」は5/1から一部自治体(※1)で受付が始まりました。
※1 全国1,724の自治体のうち、 679の自治体でスタート。
オンライン申請で必要なもの
オンライン申請には、「マイナンバーカード」と「口座情報がわかるもの(通帳やキャッシュカード等)」が必要ですが、大・大・大前提として、「マイナンバーカードを読み取ることができるスマホ」、もしくは「ICカードリーダーをつないだパソコン」が必要です。
スマホは、iPhone なら 8 以降であればOK。
Androidだと、2017年以降に発売された国産のものであればたいてい読み取れます。
詳しくは、以下のサイトをご確認ください。
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ちなみに、5/1にアクセスしようとしたら、アクセス出来ませんでした。
どうやら、申請間際に自分のスマホでマイナンバーカードが読み取れるかどうかを確認しているようです。後日、改めて、確認したところ、新しいサーバで再度公開されていましたので、今は確認できます。
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オンライン申請の手順
「オンライン申請」の手順はこんな感じです。
- マイナポータルに接続
- 自治体とサービスを検索
- 申請ページへ移動
- 基本4情報の入力
- 口座情報等の入力
- 口座情報がわかるものの画像アップロード
- 申請(電子署名)
1.マイナポータルに接続
政府が運営するオンラインサービス 、「マイナポータル」に接続します。
そうすると、トップページに「特別定額給付金の申請」というメニューが表示されているので、『申請はこちら』のボタンをクリックします。
2.自治体とサービスを検索
「ぴったりサービス」のページが表示されますので、①でご自身がお住まいの地域を検索し、②で “特別定額給付金” を選択して、『この条件でさがす』ボタンをクリックします。
そうすると、ご自身の自治体の「特別定額給付金」が検索結果として表示されます。
まだ、受付が始まっていない自治体の場合は、こちらのように “準備中” と表示されます。
受付が始まっている場合は、チェックボックスが表示され、選択できるようになりますので、チェックして『申請する』ボタンをクリックしてください。
3.申請ページへ移動
申請ページに移動すると、動作環境の確認がおこなわれます。
あわせて、セルフチェックの項目が表示されますので、確認してください。
4.基本4情報の入力
「基本4情報」とは、住所、氏名、生年月日、性別 のことです。
「基本4情報」の入力は、[直接入力] か [マイナンバーカードの券面情報読み取り] のいずれかで可能です。
ちなみに、券面情報から読み取る場合には、数字4桁の「券面事項入力補助用パスワード」の入力が必要ですので、ご注意ください。
5. 口座情報等の入力
次は、一番大事な振込先口座に関する情報の入力です。
振込先となる、銀行口座の情報を入力します。
サイトを見ても、振込先に指定できる金融機関の記載がないので、ゆうちょ銀行を含む、いずれの金融機関でも大丈夫なようです。
あわせて、申請に含める家族、つまりは同世帯の家族についての情報を入力します。
こちらも給付金額に関わりますので、しっかり入力してください。
6. 口座情報がわかるものの画像アップロード
5.で入力した口座の情報(口座番号、氏名)が確認できる通帳、もしくはキャッシュカードの画像を撮影し、それをアップロードします。
スマホであれば、画面からそのまま撮影/アップロードが可能です。
PCの場合は、事前にスマホなどで撮影しておいて、そちらを使用しましょう。
7. 申請(電子署名)
すべてが終わりましたら、「申請」です。
申請時には、マイナンバーカードによる『電子署名』をおこないますので、 半角文字:6~16文字の「署名用パスワード」が必要です。
「署名用パスワード」を5回連続で間違えるとロックされてしまいます
ロックを解除するには、発行してもらった市区町村窓口で対応してもらう必要がありますので、くれぐれも間違えないよう、慎重に入力してください。
もし、忘れてしまった場合、パスワードを教えてくれる窓口などはありませんので、ロック覚悟で可能性のあるパスワードを入力するしかないでしょう。
まとめ
「オンライン申請」ができれば、「郵送申請」よりも早く受け取れる可能性があるようです。
ただ、早いといっても1ヶ月くらいかと思いますので、もし、
- マイナンバーカードのパスワードが分からない
- マイナンバーカードのパスワードロックがかかってしまった
- マイナンバーカードを読み取る環境がない
という方については、マイナンバーカード関連の問い合わせ窓口がかなり混雑していてつながるまでに時間がかかるようですので、「郵送申請」に切り替えていただいたほうがストレスなく申請できるかもしれませんね。