マイナンバーカードによるデジタル変革

現在、政府は2018年に公表した「デジタルガバメント実行計画」に沿って、行政手続きのデジタル化を進めています。

その中で、かなり重要な役割を担っているのが「マイナンバーカード」です。

デジタル化を推進していくには、『国民』をオンラインで認証できる必要があります。
その際、「マイナンバーカード」が必要になります。

マイナンバーカードには、<認証用>の電子証明書と<署名用>の電子証明書が搭載されていて、『国民』をオンラインで認証する場合には、<認証用>の電子証明書が必要となります。

3/13 時点でのマイナンバーカードの普及率は、12.8% と未だに伸び悩んでいます。

先日の世論調査で、「これからカードを取得する予定がない」と回答された方が 50% 以上いたようです。
理由としては、「個人情報の漏洩が心配」という方もいましたが、やはり、「メリットがない」ので取得していないという方が多いようです。

マイナンバーカードを持つことで得られるメリットについては、PR不足というのも一つあるのではないかと思います。

そこで、最近では、「政府広報オンライン」でマイナンバーカードの特集が組まれ、俳優の高橋英樹さんやSKE48の須田亜香里さんが出演するCMが公開されています。

【特集】社会保障・税番号制度〈マイナンバー〉

また、メリットについては、一般の方の「つくってよかった!」の声をまとめたページがあり、こちらをご覧いただくと、「とりあえず、持っておこうかなぁ」と感じていただけると思います。

マイナンバーカード体験談

先日、ニュースとして大きく取り上げられていましたが、2021年3月からマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになるようなので、益々、マイナンバーカードによる国民生活のデジタル化が進んでいくでしょう。

国の取り組みだけでなく、民間によるサービスもあります。

特に、三菱UFJ銀行様が提供されている「住宅ローンの電子契約」は、住宅ローンに関するすべての手続きをオンラインで行うことが可能となっています。
これはマイナンバーカードの<署名用>の電子証明書で電子的に押印(電子署名)し、契約締結の証跡として保管することで実現しました。
因みに、こちらのサービスで、電子契約書にマイナンバーカードで電子署名を施すエンジン部分を弊社から提供させていただいております。

これからは、国も企業も「デジタルファースト」の時代です。

紙を電子化するのではなく、電子の世界だけですべての業務や手続きが完結する仕組みを構築していくことが重要となります。

そうなると、より一層、マイナンバーカードの重要性は増すでしょう。