今、マイナンバーカードがアツい!

医療保険のオンライン資格確認

先日、医療保険の資格確認がマイナンバーカードによりオンラインで可能になるというニュースが大きく報道されました。

仕組みとしては、 国民健康保険団体連合会が各健康保険組合から被保険者のデータを集約し、それを国民健康保険団体連合会が運営するシステムが管理するようになっていて、各医療機関からはネットワーク経由でそのサーバにオンラインで確認できるというものです。

細かいところでいうと、現在、医療保険の番号は世帯ごとに付番されていますが、これが各個人に振られて、マイナンバーカードと1対1で紐づくようになります。

計画では、2020年3月から運用開始となるようです。割とすぐですね。

通知カードの廃止

現在、会期中の国会に提出されている法案の中に、「デジタル手続法案」と呼ばれているものが提出されています。

いくつかの案件が含まれていますが、その中の一つに、現在、国民に配布している『通知カード』を廃止するという議案が入っています。
恐らく、可決されると思いますが、可決されると、『通知カード』ではない別の通知文書でマイナンバーが通知されますが、その通知文書ではマイナンバーの証明はできませんので、証明をしたいときには、
  ① マイナンバーが記載された住民票の写しを提示
  ② マイナンバーカードを取得し、それを提示
のいずれかの対応が必要となります。
そうなると、マイナンバーカードを取得するという方向に流れていくのではないかというのが国側の考えのようです。

まぁ、この作戦がうまくいけば、普及率も上がっていくでしょう。

実は普及スピードは suica より速い

suica は、3年経過時点での発行枚数は約 1,000万枚
マイナンバーカードは、3年経過時点での発行枚数は約 1,600万枚。

suica が「電子マネー対応」や「他社との相互利用可能」など、利便性を高める機能をリリースして、着実に発行枚数を増やしていったのと同様に、マイナンバーカードも便利な機能がどんどん増えていけば利用者が確実に増えていくと思われます。

ちなみに、中国版マイナンバーカードには、紛失時にどこにあるかが分かる「ロケーション機能」や「決済機能」、「指紋認証」がついているようです。
日本のマイナンバーカードもどんどんバージョンアップしていってほしいですね!