マイナンバーカード 保険証に 22年度中に全国で
6月4日の日本経済新聞にこのような見出しの記事が掲載されました。
政府としては、2021年3月からマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにするのとあわせて、2021年度分の確定申告から医療費控除の手続きもマイナンバーカードでできるようにすると発表しました。
これにより、マイナンバーカードを所有する人が増加し、2019年5月30日時点では 1,702 万枚しか発行できていませんが、3年後の 2022年 には1億枚以上普及する見込みとのことです。
医療情報の集約
「マイナンバー」により、個人の資産情報を集約/把握することが可能になるのと同様、上記のマイナンバーカードによる保険資格の確認が普及すると、加入している保険組合が途中で変わったとしても、すべての 「通院履歴/病歴」や「投薬履歴」を照会することが可能になります。
また、病院や薬局で支払った金額の情報が自治体に連携されるようになるので、『医療費控除』の手続きがボタンひとつで完結するようになるようです。
スマホ対応が進む?
今回の記事には、『カードでの個人認証をスマホでも全面的に可能に』という文言が記載されていました。
こちらは、いままであまり見たことのない内容です。
現状、マイナンバーカードに対応しているスマホは一部の Android のみとなっています。
今年の初めに、iPhone の対応についても進めているとの噂を聞きましたので、もしかすると、近々、
マイナンバーカードが iPhone で読み取れるようになります
というニュースが流れるかもしれませんね。
「強制」ではなく「自然な流れ」として。。。
政府としては、マイナンバー制度の普及、及びマイナンバーカードによるデジタルガバメント計画の実行をなんとしても成功させたいという気持ちが強いので、最近は焦りにより「強制」的な雰囲気を若干感じます。
童話の『北風と太陽』のように、無理やり普及させようとしてもどこかで無理がでてくると思いますので、国民がマイナンバーカードを持ったほうが、生活が便利になり、色々とお得だと感じてもらい、「自然な流れ」で普及していくように、色々と施策を出していってほしいと思います。